The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable
「The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable」のレビュー・感想

【テレビは見ない?】
既知よりも未知の方がより大きな影響を持つ世界において、例外的な現象を誰も予測できないことの重要性を色々な事例を通して繰り返し主張。未知の世界が人間社会に如何に大きな影響を及ぼすか、人がこの未知について如何に無知であるか。リスクを考える上で大きな枠組みとなる正規分布が有効なMediocristanな世界とそうでないExtremistanの世界の分別。人間社会におけるExtremistan世界の拡大。心理学、脳神経学、投資心理学などを通した人の情報処理におけるバイアスからのExtremistan社会への不適合性を説明。
市場は試行錯誤...

【Black Swanに気づけるか】
Black Swan? 飼われていた七面鳥に感謝祭の前日の水曜日に起こったこと。その日が来るまでは七面鳥は日々餌を貰える生活を楽しんでおりその生活がずっと続くものと信じていた。
著者は歴史上の哲学者、経済学者についての豊富な知識を元に人間の考え方について批評を行っている。不確実性に対する人間の限界をこれでもかという具合に攻撃を加えてくる。逸話は広範囲に及びその知識が無い分野では内容を掴み切れない部分もあったが、知的好奇心を満たしてくれるものである。
モダン・ポートフォリオ理論に対してもそ...

【面白いが言い回しが鼻につく感じ】
確かに最近有名であるだけに、示唆に富む部分はあるが、挿入過多の言い回しが鼻について読みにくい感じ。著名ならば全て読みたい人でもなければお勧めはできない。

【。「まぐれ」が「お話」であったのに対し「black swan」は「論説」って感じ】
前作「まぐれ」は、black swan(まれにしか生じず、予測不能であるが、それが生じた場合には重大な影響を及ぼす事象)の存在を意識すること、自らの思考の中に取り込むことの大切さに気付かせてくれる本でした。
新作の「black swan」は、前作を受けて、なぜblack swanをうまく思考の中に取り込めないのかとか将来の予測不能性を、哲学や心理学、行動経済学の面から理由づける内容になっています。
「まぐれ」ほどの衝撃はありませんが、理解を深めることができます。「まぐれ」が「お話」であったのに対し「black swan」は...
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