The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable
「The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable」のレビュー・感想

【「非」最適化兵器親爺「相場セカイ」系】
今更、私が何をレビューすると言うのか・・。
・・
取り合えず、「セカイ」系から。1980年頃に読んだ
池見酉次郎『自己分析』のレビューで書いたとおり
「生物にとっての環境世界は、その生物ごとに異なる」
のだが、特に人間の場合は生物「個体」レベルで
それぞれ別々の「世界像・世界モデル」詰まり「セカイ」を
もって生きているので、「世界認識」は自分の「世界モデル」を
通してしか行えない。結果、人間にとっては「世界」とは
それぞれの「個人」にとっての「...

【マートンとショールズはノーベル経済学賞を返上すべきだろう】
オリジナルは2007年リリース。邦訳は、2009年6月18日リリース。筆者はデリバティブ・トレーダーであり作家であり不確実性科学の研究者というナシーム・ニコラス・タレブである。正に今の経済学のファイナンス理論を根底からぶった切っている内容で非常に面白かった。
氏の揺るぎない語り口は最後まで絶好調なのだが、それは自身がデリバティブ・トレーダーとしてファイナンス理論では割り出しきれなかったあの暴落で大儲けしたことも自信の根底にあるとは思うが、それ以上にノーベル経済学賞を受賞した経済学者2人を要し...

【洞察はよいがうんざりする】
大変話題になっていた本なので一応読みました。100ページでかける内容を300ページに伸張させた感は否めないですが、世の中の一般人に対し、正規分布を眺めるとまず起こりえないと思われることが、実は非常に頻繁に起きるという警鐘を鳴らした事は評価されるべきでしょう。ただし、極めて感情的に大袈裟に書いてあります。市場の予測は(それしか数学的・ソフトウェア的ツールがないので)従来の分布に基づいた計算によって行われていて過信するのは危険である事はまさにその通りでしょう。しかし、この本の著者が言うように、正...

【テレビは見ない?】
既知よりも未知の方がより大きな影響を持つ世界において、例外的な現象を誰も予測できないことの重要性を色々な事例を通して繰り返し主張。未知の世界が人間社会に如何に大きな影響を及ぼすか、人がこの未知について如何に無知であるか。リスクを考える上で大きな枠組みとなる正規分布が有効なMediocristanな世界とそうでないExtremistanの世界の分別。人間社会におけるExtremistan世界の拡大。心理学、脳神経学、投資心理学などを通した人の情報処理におけるバイアスからのExtremistan社会への不適合性を説明。
市場は試行錯誤...
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